仂の現場には、人生を楽しくするステキな要素が3つある…と感じています。
それは、「働きがい・交流・旨味」
シリーズ・イベント「現場王!」には、その3要素をぎゅぎゅっと詰めて、自然と人とをつなぎ、人と人とをつなぐチャレンジをしてきました。
そして最終回(3/18)の日、雨…。ザアザアと朝から降ってました〜┐(´д`)┌
でも、今回の舞台は全天候型作業拠点「仂Factory」です!
この施設、もともとは開成町に本社のある東雄技研さんの工場・倉庫であり、「地域と環境へ貢献するとりくみを応援したい」との意志のもと、かなりの好条件で使用させていただいています。
この日のテーマは、学び。作業とレクチャーに分かれた2部構成です。
・作業は、加工と消費。つまり、BBQのための箸と薪を作り、前回作った炭をまじえ、魚介を焼いて食す。
・レクチャーは、仂も参画している松田町の自然エネルギー事業を知る内容。
普段はつくった薪を貯めておく倉庫です。殺伐としております…
ここを映写会場とし、Fさんのレクチャーでイベントスタート。
地球の自然環境の劣化問題からはじまり、この松田町寄でできること、仂としての取り組み、などのお話。
Think Global, Act LOCAL!
私も、3Rのうち特にREDUCE(減らすこと)が大切、かつ難しいってお話をちょっとさせて頂きました。
必要以上に手に入れようとしないこと。吾唯足るを知る…
皆さん腰掛けているのは、一ヶ月以内に伐採したカシ、ケヤキなど広葉樹の生木を40cmの高さに切りそろえた、作りたての丸太イス。
薪を円筒状にたばねたストックが、客席右脇の壁となっていますw
その後、仂Factory内各ブースでいろいろなアクティビティーが繰り広げられました。
みんな大好き、作業セクションです。
Act.1 斧でやる薪割り
針葉樹、広葉樹、太さが多様なターゲット(丸太)をいかにきもちよく割れるか!?
先程まで腰掛けていた丸太イスも運んできて、惜しげなく割ってしまいますw
Act.2 薪割り機体験
斧でやる薪割りではとうてい太刀打ちできなかった強敵にも、マシンパワーで一擲を食らわせてみよう!
破壊力、すごい!と感心…
Act.3 ヒノキの箸作り
この後のBBQで食べるための箸の用意がないので、全員分作りましょ〜!
と、私による無茶振りで、作成目標はふつうのを35膳+長めの菜箸を数膳。
リーダーのAさん、Sちゃん、レクチャーの舞台裏でその段取りに邁進してくれました。
マンリキという手道具で、丸太から薄板をとるところから作業スタート。
箸に整形する道具には、斧、ナタ、ナイフなど…
薪ができた、箸も揃った!
今日の地産地消BBQ、食材は小田原の干物屋「山安」さんから。
イカ、ホッケ、鮭ハラスなどなど。
第二回現場王!で火入れした炭焼きで作った炭も使いましたよ。
◎夜通しの炭焼き作業のもようは、別ブログとしてアップ予定です。お楽しみに〜!
燃料自給の炭火焼き。旨かったです!
お馴染みの、寄名物「山笑ふ」さんのチマキ。
今回は、栗とひじき、すきやきの具もありました〜
最後は、仂Factoryを離れて松田町の入浴施設「健楽の湯」へ移動し、仂が生産して卸している薪が、ここでどのように使われているかのボイラー見学と、松田町の取り組みについてレクチャーをきく時間をもうけました。
このボイラー、ドイツのフィースマン(VIESSMANN)製で、ウィンタースポーツの世界大会ではメインスポンサーなどもしているメーカーです。健楽の湯に導入されているのは出力100kWと小型のもの。
長くなりましたが、全3回シリーズの「現場王!」のレポートどうだったでしょうか。
現場王!は、これで一旦お休みさせて頂きますが、充電し直して、つづく機会を狙っています。
炭焼き場も一回焼いただけですから!
人が手を入れなくなって久しい雑木林の里山。
そこへ楽しい現場を作り出し、地域資源の循環と多様な人々の交流の場にしていきたいものです。
参加してくれた皆様、支えてくれた皆様、ありがとうございました!
3回とも参加させていただきました。
山を守ること、みんなで協力すること、人間が自然の一部ということを活動を通して学ばせていただきました。
仲間も活動の楽しさを味わっていて参加できたことに感謝していました。
これからもイベントに参加したり、一緒に活動をつくらせていただけたりできたら幸いです。
引き続きどうぞよろしくお願いします。